こんにちは。何でもない人です。

突然ですが、お掃除って好きですか？小中高すべてを通して掃除があったはずですが、まじめにやっていましたか？
私は人のためにやる掃除が大好きでした。一番汚いトイレなどを率先して選び、素手で便器洗えてしまうほど掃除は好きです。でも誰にも褒められません。だって誰も見てないんですから。だったら教室掃除をがんばったとしましょう。それでも誰にも気づかれないのです。誰かに気づかれたいから頑張っているのかといわれますと、そうではないはずなのでいいのですが、普段まじめに掃除をしないやつが頑張って掃除をした時だけ褒められるあの現象がある限り、無償の奉仕に価値を見出せないのです。

いつだって頑張っている人は報われません。まるで今の社会です。「正直者はバカを見る」とはよく言ったものです。この現象が許せないから、私はそういった人を率先して褒めるようにしているのです。しかし、ここで不整合が生じます。誰も私を褒めてくれないのです。これはいわゆる親切の押し売り状態になってしまいました。見返りなんて私が望んでいるだけなのでした。

私はどんどん頑張らなくなっていきました。何をしても自分のためにしかならないなら、自分に興味がない私からしたらどうでもいいことなのです。
めんどくさいやつなのでしょうか。善意で動くことに価値がないから社会が腐っていることに気づいている人はいるのでしょうか。

道端で倒れているおばあさんに気づいて行動できる人は世の中に残っていますか？スマホをかざし第三者のように現場を見ている人はなぜそのような行動がとれるのですか？メディアはそんなバカ者たちが生み出した情報を貴重だとはやし立てる。どこに正義があるのでしょう。きっとおばあさんを助けた人は称賛も報酬もメディアでヒーロー扱いされることも考えず、究極の善意で行動したのでしょう。

こんなこと言ってますが、私はきっとどちらの側にもなれずに気づかないふりを続けるのでしょうね。何者かになりたかった自分はどこに行ったのでしょうか。どうか、ここだけでもいいので、私なりの正義を振りかざす姿を見ていてほしい。私がいるんだという軌跡を見てほしい。そう切に思います。

今回はこれくらいで、明日も頑張って生きましょう。